山田康平
人生のテーマは「場作り」です。 夢は世界中の多くのビーチに、「カフェ&バー&宿が複合している場所をつくること」 訪れる旅人が、出会い、語り合い、理解しあい、価値ある情報を共有できる、 そんな場所を提供したい。多くの人々が夢を実現させるキッカケを掴めることを願っています。 現在は、HAPPY溢れる空間のプロデュース ◆Mid-Blue(0から1を創造する人を支援するイベント企画会社)の経営 http://www.mid-blue.jp ◆東京湾でのクルーザーチャーター紹介・売買仲介事業 ◇38人乗りチャータークルーズ「Paradise Cruise」 http://www.mid-blue.jp/paradise-cruise を実施する傍ら、 ◆外国人にサービス提供したい企業様を支援するサービスの立ち上げ http://abscommunity.blog37.fc2.com/blog-entry-212.html を進めています。 残りの人生は20000日を切りました。もっと加速します! 絶対、夢を実現します! 空回りしてたら、皆さんどうぞ突っ込みいれてくださいな☆ |
(2009年8月 恵比寿にて)
自分を成長させる場
(清水宣晶:) 康平くんと最初に会った時って、既にいろんなことを始めてた印象があるけど、
あの時は、まだ学生だったのかな?
(山田康平:) そうですね。
8年くらい前になるから、
学生をやりながらカフェバーをやってた頃でした。
そうそう!
横浜の反町で店をやってたんだよね。
あれは、開店資金てのはどうしたの?
当時、新聞の訪問販売のアルバイトをやっていて、
多い時だと月100万くらい稼いでたことがあったんです。
学生でそれはすごいな!
あの「パッカーズゲート」っていうカフェバーは、
すごく手作り感があって、活気がある店だったね。
あれは、「旅人が集うカフェ」っていうコンセプトで作ったカフェで。
旅に出ようとする人と、旅から帰ってきた人が
そこに集まって、お互いが情報交換&知り合うっていう場にしたかったんですね。
その時から、既にそういうことを始めてたんだね。
しっかり、今につながってるなあ。
店を作りたいってのは、いつ頃から考えてたの?
当時、イギリスに1年半くらい留学して、
その後にヨーロッパを8ヶ月くらいまわってて。
で、そこで知った、ユースホステルっていう場所に憧れたのが、
店を始めようと思ったきっかけでした。
昔っから旅って好きだった?
自分が知らなかったものを体験する、っていうのはすごく好きですね。
選択肢が狭い中から選ぶのってもったいないな、と思っていて、
もっと視野を広げてから選択をしたいって考えてたんです。
自分に合う仕事って、もしかして日本じゃなくて、イタリアの南の島にあるかもしれないし。
それは僕も、同じことよく思うな。
カフェバーの次には、何を始めたの?
仕事っていうことを考えても、ここで店をやるだけじゃなくて、
色々と、自分が知らない面白い世界があるんじゃないかと思って、
もっと社会を見ないともったいないって思ったんですね。
当時、僕の周りで「弟子入り」っていうのが流行してたんですけど、
タイでwebの師匠みたいな人を見つけて、そこまで押しかけて、つきっきりで学ばせてもらったんですよ。
ぶははははは!
タイまで弟子入りに行くってスゴいよ。
何か一級のスキルを身につけている人のそばにくっつくっていうのが、
自分を成長させるには一番の方法なんじゃないかと考えてたんです。
それはわかるなあ。
昔あった徒弟制度みたいな感じで、
いい師匠につくっていうのは、すごい成長の機会だよね。
自分が身につけたい分野について、
営業だったらこの人、webだったらこの人、
っていう人をそれぞれ探してたんですけど、
その、タイにいた師匠は、「旅ネタドットコム」っていう
バックパッカー向けの大きな情報サイトを運営していて、
webも、経営も、翻訳も、旅も、全部について師匠だったんです。
それは、本当に、
人生の師匠みたいな感じだね。
そこで半年間ぐらい、居候させていただきながら、
ユースホステル経営をみさせていただいて。
うんうん。
そこで経営って面白いな、と思って、本格的に勉強したいと思って。
経営が学べるところはどこかって考えた時、
中小企業を相手にコンサルティングをしている船井総研っていう会社は、
一番、経営について深く学べる場所だと思ったんです。
なるほど、なるほど。
経営者の人と実際に会う機会も多いしね。
船井総研って面白い会社で。
見込み客を集めるためにセミナーDMを出すところから、営業やコンサルティング、代金回収まで、全部自分でやるんですよ。
会社の中で個人事業をやってるみたいなもんだね。
そんな感じなんです。
だから、そこで仕事をさせてもらったことは、
ものすごくいい勉強になりました。
企画の考え方
こうやって、今までのことを思い出しながら話していると、頭の中が整理されますね。
誰かに向かって話しをしてる時っていうのは、
話しながら、自然に考えがまとまること多いよね。
今度、自由に自分の新しいアイデアを発言出来る場所として、
「KASOKU異業種交流会」っていうのをやるんですよ。
おお!?
プレゼン希望者10人が集まって、ホワイトボードとかプロジェクターを使ってプレゼンをして、それに対してお互いが意見を言い合うっていう場で。
で、そういう、志が高い人達との出会いを求めている女性は「料理参加」をするっていう。
料理参加?
パーティーみたいな場よりも、そういう前向きな会に参加している人のほうが、いい男が多いと思うんですよ。
そういう人たちに、料理を出してみませんか、っていう主旨なんです。
そのマッチングは面白いなあ!
女性は参加無料で、キッチンを自由に使って料理を作って、
それで、料理についての反応を聞くことも出来るんですね。
すごい面白いこと考えるね。
そういう企画を思いつく時って、「これはいけるぞ!」って感じるの?
なんとなく、感覚としては、やる前にわかりますね。
これは絶対面白い!って。
これは上手くいくと思ったけどダメだったなー、ってこともあった?
あー、、「婚活タンゴ」ってのがあったんですけど、
これはまずかったですね。
ぶはははははは!
婚活タンゴ。
参加者の年齢層が高くなりすぎちゃったんですよ。
初心者向けって書いたんですけど、やっぱり、若い人達は抵抗があったみたいで。
タンゴだと、経験がある人じゃないと、
なかなか来ないよね。
でも、よく色々、企画を思いつくなあ。
まだやりたいことはたくさんあるんですよ。朝食会とか。
あー、これは気軽に出来るんでやります!
(手帳を取り出して、メモする)
朝だと、やる気がある熱い人が来ますから、
別に、僕のほかに一人いるっていうだけでもいいので。
間違いなく、朝に来る人って気合い入ってるよね。
今、田村耕太郎さんっていう、参議院議員の人が主催する朝食会に参加してるんですけど、それがすごく面白くて、参加者の意識も高いんですよ。
あれに負けないぐらいの会にしたくて、
「始発朝食会」とかで、もっと早くからやったらどうかな、とか。
さらに早い時間から始めるの?
それはすごいよ!
メールマガジンの最後に一文だけ書いて告知する感じで。
まあ、誰も来なかったら、
僕一人で自習してればいいですし(笑)。
ポジティブだなあ。
怖いことを乗り越える
イベントをやるのって、うまくいかなかったらどうしようってプレッシャーはない?
今は、あんまり無いんですよ。
なんとかなるっていう気持ちがあって。
それはやっぱり、慣れなのかな。
もう今までに随分たくさんやってるでしょう?
mid-blueだけで年間100本ぐらいやってますからね。
そうだよね。
そのぐらいやってると、やる前から感覚として展開が読めるようになるのかな。
ハコ代が、場所によっては50万円ぐらい先にかかっちゃうことも
あるんですけど、やったらまあ、なんとかなっちゃうんですよ。
イベントを主催すると、人前で話す機会も多いでしょう。
そういうことも、だいぶ慣れた?
やっぱり昔は、どうしても怖さがあって。
何が怖いかな、というのを考えた時に、
「NO」といわれる恐怖をまず無くそう、と。
学生の時のナンパもそうだと思うんですけど、
数打ちゃ当たることもあるので、だんだん「NO」と言われるのが平気になってくるんですよね。
わかるなあ。
断られる経験がない時って、
「NO」って言われるのって生きるか死ぬかみたいな問題だけど、
だんだん、大したダメージじゃないって思えてくるよね。
前にやっていた、新聞の訪問販売の営業なんかは、
ドア開けてもらえないことなんてしょっちゅうじゃないですか。
一日何百回も「いりません」とか「うるさい」とか言われると、
ヘコむこともあったんですけど、やっぱりそれも、慣れてくるうちに平気になってくるんですよ。
新聞の契約を取るって、難しいんだろうなあ。
どのぐらいの件数まわるものなの?
一日に150件ぐらい飛込みで営業してたんですよ。
しかも学生ででしょ?
学生で、夏休みに毎日やってて。
一日に8時間しかないから、地図とリストを見ながら、
どういうルートでまわったら、たくさんの売上を作れるかっていうのを考えるのが面白いんですよ。
まったく新規の人もいますし、何月までで契約が切れる、っていう人もいて、今月で契約が切れる人のところは難しい、と。
ん?
それは、なんで?
そういう人のところは、既に社員の人がまわってるんですね。
それでダメだったところを学生のアルバイトにまかせるんですよ。
なるほど、なるほど。
だから、キツいデータなんです。
それよりは、再来月に契約が切れる人のほうがまだ取りやすいだろうと。
で、さらに取りやすそうなのは、1年以上先まで契約してる人なんですね。
その人に、さらに半年とか延長してもらうんです。
まだ、契約期間が1年も残ってるのに、
その先の契約をしてもらうの!?
そう、そういうのもありで。
それぐらい長く契約してる人っていうのは、交渉がしやすい人なんです。
このアルバイトは、すごくトークと判断力の訓練になって、
8時間で150件まわるってことは、1件で3分くらいしか時間を使えないんですね。
だから、ダメだと思ったら、すぐに次に行く、っていう。
その3分の中で、
「今学生で、こういう夢があって、だからこの仕事をやっていて」っていうことをアピールするんです。
それは相当な修行だよ。
「NO」って言われることの耐性が若いうちについたっていうのは大きいね。
その経験が、自分の根幹にあるかもしれないですね。
その次に何が怖いかな、って考えたら、
大勢の人前で話すのって怖いな、と思って。
それって、1000人が聴いてたら、1000人に評価を下される時じゃないですか。
ああ、、それも怖いなあ。
コンサルをやってた時って、一般のお客さんより難しい、3万や4万円払ってくる経営者の人たちを前に話すんで、更にプレッシャーなんです。
結構ムチャですよ。
リラクゼーション業界とか、幼児教育とか、ラーメン店とか、
まったく知らなかった業界について、一週間ぐらいしか勉強してないのに、セミナーを開くわけですから。
それをひたすら繰り返すことで、だんだん怖さは少なくなっていって。
そこを乗り切るためにも、本質を話すことの重要性に気付きました。
いやー、それはすごい。
やっぱり、場数とか、経験の数を積み重ねるしか、
その怖さを無くす方法はないだろうね。
その二つの「NO」を経験したら、結構怖いものがなくなるんですよ。
で、、その次に何が怖いか、っていったら、やっぱり「時間」ですね。
「時間」というと?
時間が経っていくっていうことが怖いです。
焦りますね。早くしなきゃ、って。
その怖さも、わかるなあ!
康平くんの、将来やりたい夢っていうのは、
何かイメージがあるの?
将来は、ビーチリゾートをやりたいと思ってるんです。
7つの海にそれぞれリゾートがある、っていうようなグループを作って。
そこには飲食があるし、宿があるし、マリンスポーツがあるし、人が集まるパーティーもあるし。
今一番はまっているのは「クルーザーのチャータービジネス」で、
多くの方に気軽にクルーザーを貸切って非日常的パーティーなどをしてもらえるような場を作っています。
そういう、ビーチリゾートに必要な要素を、ずっと準備している感じです。
そうか。
今までやってることってのは全部、そこにつながってるんだね。
リゾートが出来上がる前におじいちゃんになってしまうんじゃないか、
っていうことを、つい考えてしまうんで、
時間をお金で買えるようになりたいな、と思います。
それで買った時間を丸ごと、夢への投資に使ってみたいですね。
(2009年8月 恵比寿にて)
【清水宣晶からの紹介】
康平くんは、初めて会った時から、企業家に必要な要素を十二分に備えた人という印象だった。礼儀正しく、好奇心と向上心に満ちて、次に何をしたいかというビジョンが頭の中でいつも回っているような、密度の濃い時間を生きている感じが伝わってきた。
その印象は、8年経った今も変わらず、話しをしているうちにも、彼はどんどんアイデアを思いついて手帳にメモをしていく。これだけ長い間、基本的なスタンスを変えずに保ったままに、常に新しい企画を生み出す努力をし続けているというのはすごいことだと思う。
今も康平くんは、世界中にビーチリゾートを持つという夢に向かって、頭をフル回転させながら、自由に使えるクルーザーを持って、様々なイベントを企画して、外国と日本をつなぐリンクを作って、、と、着実に歩みを進めている。並外れた実行力を持つ彼のことだから、遠くない将来にきっとその夢を実現するに違いない。
康平くんは、初めて会った時から、企業家に必要な要素を十二分に備えた人という印象だった。礼儀正しく、好奇心と向上心に満ちて、次に何をしたいかというビジョンが頭の中でいつも回っているような、密度の濃い時間を生きている感じが伝わってきた。
その印象は、8年経った今も変わらず、話しをしているうちにも、彼はどんどんアイデアを思いついて手帳にメモをしていく。これだけ長い間、基本的なスタンスを変えずに保ったままに、常に新しい企画を生み出す努力をし続けているというのはすごいことだと思う。
今も康平くんは、世界中にビーチリゾートを持つという夢に向かって、頭をフル回転させながら、自由に使えるクルーザーを持って、様々なイベントを企画して、外国と日本をつなぐリンクを作って、、と、着実に歩みを進めている。並外れた実行力を持つ彼のことだから、遠くない将来にきっとその夢を実現するに違いない。